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KSB Hospital

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事例紹介

ダウンロードのケーススタディ

イリノイ州シカゴから西に145kmに位置するKSB病院は、84床の急性期医療施設で、民間非営利病院です。8ヶ所の出張診療所ネットワークを擁し、様々な補助サービスを提供すると共に、担当患者の健康な生活を包括的に増進することを目指し、数多くのプログラムに対応しています。

ビジネスニーズ

システムのダウンタイムを最小限にすることが重要な組織として、病院はその最たるものでしょう。ダウンタイムが計画によるものか、計画外であるかを問わず、365日24時間人命を預かる病院にとって、業務の継続性が長時間にわたって滞ることは致命的です。

2年前に、KSB病院は患者カルテのペーパーレス化を導入する決断をしました。この移行により、すべての患者カルテを管理する情報システムとミッション・クリティカル・アプリケーションに全面依存することになりました。紙による記録に頼ることができないため、同院が予定するメンテナンス・ダウンタイム(1日12分間および1週間に1時間)は許容限界に達し、同時にイニシャル・プログラム・ロード(IPL:IBM iの推奨定期リブートで、数時間のダウンタイムを必要とする)を始めとするその他のITメンテナンス作業が必然的に後回しとなっていました。ダウンタイムの問題がついに火急の課題となったのは、給与アプリケーションのベンダーがOSをV5R2からV5R4へアップグレードするよう求めた時でした。このアップグレードには、病院がシステムを12~14時間停止する必要がありました。KSB病院の情報システムディレクター、ディビッド・ジン氏は、「2年前であれば、バックアップのために1時間停止しようが、アップグレードのために3時間、いや、12時間停止しても、たいした問題にはなりませんでした。しかしカルテのペーパーレス化を実施することによって、システムが365日24時間稼働していることが不可欠となったのです」と説明しています。実際に、イリノイ州公衆衛生局とメディケアは、常時、電子医療記録が患者に利用可能な状態を維持することを義務づけています。

決定事項

ジン氏と担当スタッフはMaxava HA製品を2年前にトライアルで使用したことがあったため、このシステムに精通していました。MAXAVAビジネスパートナーのITソリューションズ・グループにより、KSB病院の現行のIBM iモデル810に論理区画(LPAR)が採用され、Maxava HA ENTERPRISEソフトウェアが導入されていたのです。このため、KSB病院の現行サーバー内に「論理」マシンを作成し、KSB病院の全データを別のIBM iサーバーに移行するプロセスを複製することが可能でした。それにより、Maxava HAの有効性と別の物理マシンへデータを移行するスピードが実証されただけでなく、KSB病院のスタッフが、Maxava HAのヘルプデスクやサポートスタッフと実務に即してやりとりできるようになりました。

これを受けてV5R4 OS搭載の新しいIBM i モデル525の購入が決定すると、Maxava HA ENTERPRISEがインストールされ、給与アプリケーションをV5R2システムからV5R4システムへ切り替え、給与アプリケーション以外のアプリケーションがV5R4へ複製されることになりました。

ジン氏は次のように説明しています。「毎週木曜日の午後に、いずれにしても1時間のダウンタイムウィンドウを確保していました。このため、この時間を使って、ユーザーをオフラインにし、Maxava HAのロールスワップ、アプリケーションのテストを実行してから、ユーザーをオンラインに戻しました。V5R4への切り替えに要した合計ダウンタイムは、12時間のはずが55分で終わりました。」

成果
給与アプリケーションがV5R4へアップグレードする必要があったことが最初のきっかけであったとはいえ、Maxava HAへの移行とそれに伴うダウンタイムの削減により、KSB病院が情報システムマネジメントのあらゆる面において最新情報の維持を実現したことについて、ジン氏は高く評価しています。「私たちが目指しているのは、PTF(IBM i Access for Windowsサービスパック)の適用とIPLの頻繁に実施できる環境を構築することです。」とジン氏は説明しています。「これまでの12時間の大規模なダウンタイムのイベントが今では、ほぼ12分のイベントになりました。これは、システムのアップグレードやディスクのアップグレード時にHAマシンの交換に要する時間ですが、ユーザーはバックアップ機を使用していることに気付きもしません。」 「Maxava HAによって、災害対策機能と長時間稼働という2つの素晴らしいメリットがもたらされました」と、ジン氏は締めくくりました。

「私どもがミッション・クリティカル・システムを使用していることに対して値段をつけようと思った事はありませんが、ER部門から前夜のシステムダウンについて苦情をがなり立てられることがないというのは、お金に換えられないほどありがたいものです」