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Orangeburg County

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事例紹介

ダウンロードのケーススタディ

オレンジバーグ郡はサウスカロライナ州の中央に位置する大規模な地方都市で、17の自治体を擁し、人口は約 98,000人に上ります。

ビジネスニーズ
9・11事件以降、災害への準備体制の整備があらゆるレベルの行政機関にとって重要な焦点となっています。さらに、4年後のハリーケーン・カトリーナにより、海岸沿いの住民に対応する行政機関にとっては緊急性の高い課題となりました。災害への準備体制の重要な測定基準の一つとして、公共安全と管理に関する重要データの保護レベルがあります。この測定基準によって、担当職員が災害時回復の潜在的な欠陥に関して既存のITインフラを監査する必要が生じています。

この監査が2006年にオレンジバーグ郡で行われ、テスト未実施の郡の災害時回復システムに関する懸念が浮き彫りになりました。2台のIBM iサーバーはいずれも、郡の管理棟内に設定されており、サーバー1台は公安専用で、もう1台は行政に使用されると共に、コンピューター支援出動(CAD)の二重バックアップとして機能しています。オレンジバーグ郡のITディレクター、ゲーリー・フォーケル氏によると、オレンジバーグ郡にはそれまで、システムのテストを適切に行うための機能がありませんでした。「テープバックアップは毎晩実施していましたが、すべてをシャットダウンする時間がなかったため、テストをしたことがありませんでした」と、フォーケル氏は説明しています。「万が一のためのバッグ用マシンがないので、ハードウェアの一時的な障害、ましてや大規模な災害に備えることが実質的に不可能だったのです。」

フォーケル氏の見積もりによると、使用サーバーが1台、または2台とも損失することになれば、代替サーバーを入手・設定し、バックアップをリストアし、完全には失われなかったデータを再生成するのに、5~7稼働日を要することになります。

決定事項
財務・ 税金記録や給与支払いから犯罪記録まで、様々な重要データをテスト未実施の災害時回復システムへ集約して保管することは、容認すべきことではありませんでした。このためフォーケル氏は、フロリダ・レークマリーを拠点とするサンガード・パブリック・セクター(SPS)の助けを求めることにしました。SPSは、ソフトウェアやコンサルティングサービスを長年にわたってオレンジバーグ郡へ提供し、MAXAVAによるMaxava HA ENTERPRISE HA/DR(HA / 災害時回復)ソリューションの認定販売代理店です。

「複数の競合するHA/DR製品を審査したうえで、Maxava HA ENTERPRISEの信頼性が極めて高く、さらに、当社の製品ラインにぴったり合っていると確信していることについて、クライアントの方々にご理解いただいています」と、SPSのインプリメンテーション・プロジェクト・マネージャーのスー・ダマス氏は説明しています。ダマス氏は「私たちは、Maxava HAがリプリケーション中に当社製品にいかに影響を与えるかを把握しているのです」と述べ、SPSがMaxava HA製品の導入と1次レベルサポートを提供する認定を受けている点を強調しました。

成果
オレンジバーグ郡ではMaxava HAを使用して、郡の2台のサーバーからフロリダのSPS施設にある2台のLPARへの行政・公安データのリアルタイムリプリケーション(CAD二重作成を含む)を行っています。さらに、フォーケル氏はMaxava HAを使用して、オレンジバーグ郡の両サーバーでの夜間のシステムバックアップと月次IPLの実施を継続しています。

それ以外は、フォーケル氏によるMaxava HAとのやりとりは、リプリケーションに問題がないかを確認するための定期ステータスチェックに限られています。「まだ、実際にMaxava HAを使用しなければならなかった状況になったことはありませんが、職務を実行するうえで、SPSアプリケーションへの依存度が高いため、365日24時間稼働していることは極めて重要です。Maxava HAによって、安心感がもたらされています。」 SPSは、あらゆるモニタリングサービスを提供することによって、フォーケル氏によるMaxava HAに関する管理上のやりとりを最小限にとどめています。また、同社は定期的なロールスワップテストに加えて、郡が行政・公安システムのアップデートや変更を行った際に、継続的なリプリケーションチェックを実施しています。

ハリケーン・ハンナ
Maxava HAとSPSによって、実際の災害発生に対する態勢が整えられたのは、サウスカロライナがハリケーン・ハンナの予想進路上にあった2008年9月のことでした。「事前の警報に伴って、Maxava HAによる複製の予備テストを行い、緊急サービス部門との大規模な会議を開催することによって、全員がバックアップ計画を把握するよう確実を期しました」と、フォーケル氏は説明しています。SPSが参加した活動については、ダマス氏が次のように述べています。「災害に関する予測シナリオを展開することによって、複製をモニターし、複製が最新データになるよう確実を期すると共に、即時にロールスワップできるよう、当社ではMaxava HAを通常より厳重にモニターしていました。ここレークマリーにあるバックアップシステムにアクセスするためのプロトコルをまとめることによって、フォーケル氏は当社グループやユーザーと極めて密接に連携を図りました。」 このシステムは、郡が承認したすべてのユーザーがPCからインターネット回線を通じて利用することができます。幸いにも、オレンジバーグ郡はハリケーン・ハンナの直撃を免れましたが、危機を直前に回避することができ、迫り来る災害を想定した中でMaxava HAとSPSのシステムを実際に利用した経験により、フォーケル氏は自信を深めています。

「たとえ公安施設が破壊されても、別の場所に行って、サンガード・パブリック・セクターのサーバーに接続すれば、最大20~30分でMaxava HAを通じてリプリケーションされたリアルタイムデータにアクセスできることが分かっているので、非常に心強く思っています。」