ASTI株式会社

「機能性の高さと並び、クラウドライセンスに対応している点は、同社が求め
る災対サイトを実現する上で重要なポイントでした」

ASTI株式会社 経営本部 経営企画部 部長 鈴木陽介氏i Magazine 2019 Winter号

ASTI株式会社は中国、ベトナム、インドにも生産拠点を展開する車載電装品製造を行なうグローバル企業です。本社を静岡県浜松市に置き、海岸線に沿っていくつもの工場を稼働するASTI株式会社は、東海地震による大災害の危険性を指摘され始めた数十年前から、BCP対策を強化してきました。

2006年に、まずは基幹システムを運用するPower Systemを本社工場のサーバールームから神奈川県にあるデータセンターへ移設しました。その後東日本大震災発生を機に、データセンターの立地エリアに液状化の危険性が指摘されたため、名古屋にある別のデータセンターへ移設しました。

更に2016年6月からIIJグローバルソリューションズ(IIJ)の提供するIBMiのIaaS型クラウドサービスである「IIJ GIO Power-iサービス」利用を開始。IBMiをクラウドサービスへ移管したのです。BCP強化策として現実的な選択でした。それを機に、災害対策サイトの設置についても検討を進めることになりました。1つのクラウドセンターという限られたリソースでの運用は、災害・テロ、通信障害、あるいはクラウドベンダー側の事情など万が一に備えて十分ではないと考え、様々なHAソリューションを検討しました。

2018年6月、Maxava HA SMBの採用を決定しました。コストパフォーマンスの良さに加え、遅延の生じないリアルタイムなレプリケーションが可能であること、IFS領域までをバックアップ対象に含められること、更にクラウドライセンスに対応していただことが決め手となりました。同年12月から、関東のクラウドセンターにある本番機から、関西にあるデータセンターのバックアップ機へデータの同期を開始、災対サイトが無事に立ち上がりました。Maxava HAはリモートモニタリングが可能で、情報システム課では本社から日々同期状態の確認などの作業を実施しています。しかし人員に限りがあることから、HAの導入・設定も担当したMaxavaのパートナーである福岡情報ビジネスセンター(FBI)へ日々の運用管理を委託しています。